マンション管理組合の大事なお仕事
一般的なマンション物件には、自然とマンション管理組合が構成されます。
地道な活動で住民の快適な暮らしを縁の下から支えているのが同組織の特徴です。分譲マンションには共有部分と占有部分があります。前者は暮らす人々が皆で共同でメンテナンスしたり、管理する場所です。後者はいわゆる部屋の中を指し、こちらは普通の持ち家と同様に購入者の判断で比較的自由に使えます。共有部分とは廊下やエレベーターやエントランス、コンシェルジュカウンターや宅配便のロッカーなどを指し、原則的には住民一人一人に管理と点検をする義務が課せられていますが、実質的に暮らすユーザーがきめ細かくメンテナンスをするのは難しいです。そのため、言わばマンション管理組合がユーザーになり替わってその保守を代行している形となります。古くなった設備は入れ替えたり、大規模な補修が要ります。こういった点もマンション管理組合が協議を重ねた上で、民主的に意思決定を進め、多忙な住民の代わりで仕事を進めているのです。